僕のファッションセンスは無印良品だ

晴天。風はずいぶんと涼しい。それでもまだ半袖で大丈夫そうだ。
久しぶりに無印良品に買い物に出かけた。冬に向けての服を何着か購入。今月からは純粋に「学生(フリーター)」になってしまったので、服装も理系の学生らしく全く無頓着なものになってしまいそうな予感。一応、今までは平日はジーンズを避けるとか、最低限気を遣っていたのだけれど(本当に最低限であるが)。
そういえば、臨床に残っている人たちは病院機能評価とやらで大変らしい。病院機能評価とは、病院機能評価機構というところにお金を払って審査をしてもらって認定をもらうという天下り機関によるぼったくり制度なのだけど、その審査項目の中に「職員の服装」というのがあって、例えば「サンダル履きはダメ」だの、「ワイシャツネクタイ着用」だの「緊急時以外は手術着で手術室以外を歩いてはダメ」だとか本当にどうでもいいことをねちねちとつつかれるわけだ。僕らは外科医なわけで、例えば病棟で血液だとかウンコだとか触りながら処置をすることもあるわけで、そんな時に簡単に洗えないワイシャツネクタイでできるか、と思う。むしろ手術着にサンダル履きで処置をして、血液とかウンコが体とか服に付いたらさっさとシャワーを浴びて別の手術着に着替えたほうがよっぽど衛生的なのである。もうね、病院機能評価なんてアレだ。現場を知らないやつが考えたウンコみたいなもんだ。機能評価の前に臨床を離れられて本当にラッキーだと思うが、残った同僚のことを考えると露骨に喜ぶわけにはいかないが。
夕方帰宅して、一昨日借りた「サルでも分かる細胞培養」的な本を読む。頭がくらくらする。やはり僕はサル以下なのか。