10月になりました

10月からいったん臨床を離れて研究生活に入ることになった。僕の所属している研究室は昔から交代で一定期間臨床を離れて研究に専念させてもらえる伝統があり、今回僕にその順番が回ってきたというわけだ。大学というところに大学院生という立場で入ってきた以上なんらかの形で研究はしなければならないのだけど、臨床が忙しいことを言い訳にこれまで半年間何もせずに過ごしてきてしまった。もう何年も臨床ばっかりやってきたから、いざ研究と言われても何をしたらいいか分からない、というのもあるけれど。
とはいえ、生活費は稼がないといけないので昼間は外勤。夕方、配属先の研究室のボスに会いに行く。僕の医局からその研究室に配属されるのは僕が二人目らしく、また少し畑違いの研究をしているところでもあるので、向こうのボスも少し困りながら「ま、ちょっと実験を手伝ってもらいながら何ができる考えていきましょうか」的なことを言われた。確かに実験のイロハのイも分かっていないので、まずは実験ができるようにならないと話にならないからね。そんなわけで、まずは基本的な論文を渡されて面談は終了。論文のアブストラクトに目を通しただけで頭痛がしたので家に帰ることにした。誰か「サルでも分かる生物学」的な教科書を貸してくれませんかね。